「本を完全マスターする」とは?
新井田先生には、さまざまなことを教えていただいたが、聞きそびれてしまったこともある。先生は初心者のこどもには、矢倉囲いと棒銀の攻めを徹底的に教えていた。ある程度以上のレベルになった子にオススメなのが、以下の2冊の本らしい。
『初段に勝つ矢倉戦法』(森下卓著、創元社)
『最新矢倉戦法 徹底研究▲3七銀戦法』(高橋道雄著、創元社)
新井田先生のお話では、『初段に勝つ…』を完全マスターすれば、矢倉に関しては三段、さらに『最新…』まで完全マスターすれば、矢倉に関しては全国の小学生に敵なしだそうだ。この“完全マスター”というのは、2~3回読んでみたというレベルでないことだけはたしかだ。吾輩の想像では、おそらく、「本を読む→将棋盤にならべてみる→実戦で使ってみる→また、本を読む→…」を、何度も何度も何度も何度も…、くり返すのだろう。
“完全マスター”というのはどういう状態のことなのか? どういう読み方・練習をすれば、その“完全マスター”ができるのか? 肝心な部分をお聞きすることができなかったのは、かえすがえすも残念だ…。
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