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2012年10月29日 (月)

気になる言葉「助からないと思っても助かっている」

本日の業務連絡

どんな人でも、人生において大ピンチにおちいることがあるだろう。吾輩もそんな局面で、ふとこのひとことを思いだした。

「助からないと思っても助かっている」

受けなしで詰まされたと思った局面でも、一息入れて落ち着いて盤面を見渡す。すると、不思議なことに受け筋が見つかる。…そして大山は、いかなる局面でもあきらめて投げてはいけないと強調する。(『繊維ニュース』編集部ブログより)

客観的にみればとんでもない大ピンチだと思うのだが、不思議とおちついた心境だ。なにかうまい受けがあるような気がしている。苦しいながらも、あきらめずに粘り強く指しつづけるしかない。

※にた言葉に、竜王戦3連敗からの4連勝をうみだした「あきらめたらそこで試合終了だよ」。岡山弁ならば「プッツンしたらおえん」ともいえます。

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コメント

大山名人の将棋金言集(大山康晴著、池田書店発行)より

「苦しいときに自滅するな」

 苦しい形勢に追いこまれると”エイッ、めんどくさい、負けてしまえ”と
いきたくなるのが人情でもあり、弱いうちの大きな欠点の一つでもある。
 そんなときは、自分が苦しいときは相手も苦しいんだ、という言葉を
思いおこしていただきたい。
 おたがいに苦しいときは、がまんした方が勝ち、というのが勝負の
ならわしともいえるからだ。しんぼうには勇気がいる。
 勇気のない人はしんぼうくらべに負ける。
 “忍”の一字こそ、勝負のポイントであることを考えて、たえしのぶ修練
をしてほしい。
 勝利という喜びが、その代償として、必ず得られるものだからである。

大山名人の将棋金言集より

「勝負は忍の一字」

 私はファンから色紙を頼まれると、よくこの”忍”の一字を書く。それほど
好きな言葉だし、私の座右銘でもある。
 あらゆる勝負において、忍耐ほど大切なものはない。これは多年にわた
る勝負生活の経験から得た勝負観である。
 どんな将棋でも、一局中、なん度か苦しい場面、ピンチに襲われるものだ。相手がミスをして楽勝のケースならいざ知らず、強敵が最善をつくして
くれば、序盤のコマ組みから終盤の寄せまで、少しも敗局の危機がなく
いつも自分の方が優勢だなということはありえない。
 いや、相手が強敵である場合は、いつも苦戦であり、難局であるというのが戦いの実相なのである。
 よく”勝ち将棋を負けた”というが、これはアマチュアの人の専売特許ではない。われわれプロ棋士の間でも、しばしば見受けるところで、それほど
勝負に勝つということはむずかしいものなのだ。
 だから、たとえ苦しい場面に陥っても、じっとしんぼうして苦戦に耐えていれば、必ず勝機に恵まれる。これが私の信念である。

大山名人の将棋金言集より

「負け目でも最善をつくせ」

 あきらめが早い。これが弱いうちの大きな欠点の一つである。
 少しでも形勢が不利になると、気力を失って指し手が乱れてくる。
ましてや、必敗の形ともなれば、早く負けようとするかのように指し手は
乱れはてて、目もあてられなくなってしまう。
 たとえ負けるにしても、負け方が大切で最善をつくして負けるなら、
そのことは必ず将来にプラスとなって現われてくるものだ。
 また”勝負はゲタハクまでわからん”などの俗言もある。ベストをつくして
いれば、思わぬ勝利がころがりこむことだってある。

大山名人の将棋金言集より

「わるい将棋にもチャンスあり」

 昔から”負け将棋も一手違いに指せ”という有名な言葉がある。
 わるい将棋でも、じっとしんぼうして一手違いに局面に持ちこたえて
いれば、必ずチャンスは回ってくるものだ。
 こちらが苦しいときは、相手も苦しい。これが勝負の実相である。
形勢が不利だからといって、勝負を投げてしまったり、無理な決戦を
いどんで自滅するのは一番いけない。
 あきらめずに最善をつくすこと。そうすれば、必ずチャンスがあることを
信じて、ぜひ実行していただきたい。

いつもありがとうございます。
まさに“金言”の数々という感じで、身にしみます。
さすがは大名人ですね。

ふと思いだしましたが、
「羽生マジックとは、ただの最善手」という言葉もありましたね。

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