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2011年11月30日 (水)

集中できないのは、こどもだけのせい?

ある大会前の打ち合わせで、とある保護者の方(小学校の先生)より、「開会式は10分以内におわらせてください。11分をすぎると、こどもたちの集中力が切れます。」とのアドバイスをいただいた。

「集中力のある子は強くなる」「あの子は集中力がある(集中力がない)」とは、よくきくことばだ。しかし、こどもたちの集中力がとぎれるのは、こどもだけのせいではない。教室の運営のやり方にも原因があるのだ。じっさいに、ふだんの教室でさっぱり集中できないこどもが、ちょっとした工夫によって真剣にとりくんでくれることがあった。

(例1)
自由対局ならさっぱり集中できない子が…、
お菓子やジュースをかけての「ミニ大会」なら集中できた。

(例2)
単なる「次の一手」なら集中できない子が…、
「昇級試験(この問題がぜんぶできたら昇級!)」なら集中できた。

「この子たちには集中力がない」となげく前に、思わず集中してしまうような、ひと工夫がほしい。cat

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2011年11月29日 (火)

「安用寺杯 将棋大会」もうすぐしめきり

吾輩もたびたび遠征している香川県で、12月4日(日)に「安用寺杯 将棋大会」が、高段者から初心者まで5つのクラスにわけて行われる。初心者クラス以外は、なんと年齢制限なし! こどもからおとなまで家族みんなで参加できる大会だ。初心者クラスも、中学生以下ならOKなので、はじめたばかりの高学年や中学生でも安心して参加できるぞ!

詳しい情報ともうしこみは、こちら。→「安用寺杯 将棋大会 申込書」

ブログはこちら。→スパイラル将棋センター:香川県将棋情報

今回は会場の広さもじゅうぶんある。親子での参加もすでに6組のもうしこみがあり、C級(6~10級)にも4名の大人がエントリーしているそうだ。しめきりは11月30日。プレゼントもたくさんあるようなので、いつもはつきそいだけの保護者のみなさんも、ぜひ出場を検討してほしい!cat

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ふたたび、将棋の才能とは?

プロ棋士のブログはいろいろあるが、そのなかでも吾輩がよくみるのは、こども教室で教えているプロのブログだ。このような記事を発見して、おもいっきり納得してしまった。

プロがこどもと将棋を指して、「お、この子はやるな」というもの(ダイヤモンドの原石)を感じることがあるという。そのときの棋力が高いから? 早見え早指しだから? 集中力があるから? どれも違うという。では、いったいどういう子に感じるのか? さらに進んで、こども教室で一番大事なことは、いったいなんなのか?

子供の将棋について:サトシンの将棋と私生活50-50日記」

おなじプロ棋士でも、こどもへの指導経験が豊富な方のご意見は、まったく重みが違うと思うぞ。(ご参考までに、「(囲碁の)才能とは?:ヨダログ」)cat

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2011年11月28日 (月)

教える技術8 与えるよりも引きだす

(注)この連載は教室の方針ではなく、あくまでも吾輩の個人的(個猫的?)な感想にすぎないので、ご了解をお願いしたい。

実践的な教え方には8つの技術がある。最終回となるその8は、「与えるよりも引きだす」ということだ。ふつうは、教えるとは「先生→生徒」という一方通行だと思われがちだ。ところがじっさいは、「先生←生徒」という逆向きの“引きだす”ことこそが重要なのだ。

たびたびでてきたが、先生がまず生徒を観察して、「どこでつまづいているのか?」を引きだす。そして、「問題点や解決策を生徒自身に気づかせる」。これができたら、劇的な進歩がみられるのだ。

これは教えたというわけではないが、ある1年生は駒をためるのが大好きで、どんなに「使うといいよ」とアドバイスしても、けっして持ち駒を使おうとはしなかった。ところが、ある日、圧倒的駒得の状況から、おじいちゃんに逆転で詰まされてしまった。その瞬間、なにかに気がついたのだろう。つぎの日から、突然持ち駒を使うようになり、まさに一晩で3級くらい強くなった感じがした。

先生から受け身で教わったことは、忘れてしまいやすいが、自分自身で気がついたことはけっして忘れない。「引きだす→気づかせる」これが理想の教え方だ。cat

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2011年11月27日 (日)

これも例会??

ああ閑古鳥…

本日11月27日(日)は、ゴロン太先生が支部長をつとめられる岡南支部の例会の日だ。しかし、おなじ時間に倉敷市芸文館で倉敷藤花戦の公開対局 その1その2があり、ゴロン太先生もそちらへ行かれるとのこと。なので、参加者は少ないだろうとは思っていたが…。開始時間にあつまったのは、吾輩&いつもの2人、Y先生、Hくん、あわせて5人だけだった。

…とはいえ、約3時間をかけてY先生は棋譜の解説にくわえて、2面指し合計5局。吾輩はHくんと1vs1のデスマッチ8局(4勝4敗)と、ほとんど休憩なしで指しつづけた。聞けば、Hくんは午前中に地区の小学生将棋大会、5・6年生の部で準優勝したとか。Hくんのことは1年生のときから知っているけれど、ここまで強くなるとはちょっと想像できなかった。よくがんばったね。
※5・6年生の部の優勝は上級者のRくん。
※1~4年生の部も、福成&岡南教室のこどもたちが上位を占めたもよう。

本日は人数が少なかったものの、わりと中身の濃い練習ができたように思う。cat

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教える技術7 反復と盤駒で脳にきざみこむ

(注)この連載は教室の方針ではなく、あくまでも吾輩の個人的(個猫的?)な感想にすぎないので、ご了解をお願いしたい。

実践的な教え方には8つの技術がある。その7は、「反復と盤駒で脳にきざみこむ」ということだ。これは、原文を将棋にあわせて、表現をすこし変えてみた。いずれも、記憶法についての技術だ。

あるアマチュア強豪によると、手筋を実戦で使えるようにするには、1冊の問題集を100回くり返せばよいという。また、棋譜並べでも、プロの1局を100回くり返してならべるという強豪もいる。たんにくり返すだけではあきてしまうので、タイムをはかったり、ともだちや家族で競争してみたり、という工夫も必要だろう。

また、将棋の本をたんに読むだけだと、なかなか記憶には残らない。めんどうでも盤駒をだして、手を使ってならべてみると、指がよい手をおぼえてくれるらしい。羽生二冠も渡辺竜王も、重要な対局は、パソコンのモニター上でながめるのではなく、盤駒を使ってならべているそうだ。

こうして、脳にきざみこんだ記憶は、実戦の対局中にも直感的にパッとうかんでくるはずだ!(吾輩じしんでは実証できていないが…、こどもたちなら、たぶんそうだろうと思う。)cat

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2011年11月26日 (土)

教える技術6 ほめて伸ばす

(注)この連載は教室の方針ではなく、あくまでも吾輩の個人的(個猫的?)な感想にすぎないので、ご了解をお願いしたい。

実践的な教え方には8つの技術がある。その6は、「ほめて伸ばす」ということだ。これは、このブログの読者には説明不要だろう。偶然だろうがなんだろうが、なにか小さな進歩がみられたら、とにかくほめることだ。こどものよいところや進歩したところがないか? つねに、目を皿のようにして観察しよう。

超初心者が大会にでて、相手の反則だろうがなんだろうが、はじめて1勝できたら、家族でおいしいものでも食べに行こう! 親子の対局でも、こどもが自力で一手詰めを発見できたら、泣きそうな顔で「負けました…」といって、おおげさにほめてあげよう! 某家では、こどもが父親に勝つたびに「ママ、詰んだよ。写真とって!」と、記念写真cameraをとっていたそうだ。

逆に、悪いところを指摘するときは、けっして人格や才能を否定せずに、技術的な改善点だけを指摘することだ。「弱いなあ」「ダメだ」は禁句、「これさえおぼえれば、もっと強くなれるぞ!」と前向きな指摘をしよう。cat

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2011年11月25日 (金)

気になる言葉「恩返し」

将棋界では、弟子が師匠に勝つことを「恩返し」するという。
(田丸八段「と金 横歩き」より)

先日、某所でおこなわれた某将棋大会において、偶然ではあるが、師弟対決が2局も組まれたようだ(その結果は…ヒミツ)。現役選手でもある師匠の立場としては、強くなった教え子と大会の場で真剣勝負ができるのも、楽しみのひとつとなるだろうか?

まだ初心~上級の子も、先輩方につづいて、いずれは先生に大会で挑戦してほしい!cat

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教える技術5 腹八分目をまもる

(注)この連載は教室の方針ではなく、あくまでも吾輩の個人的(個猫的?)な感想にすぎないので、ご了解をお願いしたい。

実践的な教え方には8つの技術がある。その第5は、「腹八分目をまもる」ということだ。これは、教える内容をしぼりこむという意味だ。以前、某将棋教室では、教室のさいごに各自に「今日、先生からならったこと」をひとことずつ発表させていた。(正確には、発表させようとしていた。)

…ところが、ほとんどの生徒がなにもこたえることができなかったのだ。一部の子ができないならば、こどもに原因があるわけだが、ほとんどの子ができないならば、教え方に問題があることになる。

おそらくその原因は、指導対局のときに「教えたいことをすべて説明してしまう」ことにある。たとえば、こどもに欠点が10あったとして、そのすべてについて教えようとすると、結局なにひとつ記憶にのこらないのだ。そこをこらえて、一番たいせつなポイント1~2個だけにしぼって教えよう。

つまり、ながながとくわしい説明をせずに、メリハリをつけてたいせつな点だけを強調するわけだ。cat

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2011年11月24日 (木)

「第8回 岡山県こども将棋教室交流戦」ついに正式発表!

1月22日(日)に「第8回 岡山県こども将棋教室交流戦」が、津山市中央公民館でおこなわれる。その詳細が、ついに正式に発表された。今回の目玉は、前回初登場のガールズクラスが、「ガールズ&レディースクラス」に進化したことだ。これまでつきそいだけでヒマをもてあましていた女性保護者の方々に、お子さまやお友だちといっしょに出場していただこうというわけだ。(ルールがわかる程度の方。お子さまより弱い方。←とくに大歓迎です。)

また、今回はプロ棋士や津山支部の強豪、各教室の講師の方々による「指導対局コーナー」もある。プロ棋士はどなたが来られるか未定だが、楽しみに待とう!

詳しい情報(チラシ)は、こちら。→「津山交流戦のお知らせ」

今回は、前回の福成大会とはちがって会場の広さもじゅうぶんだ。しめきりは1月8日(日)までに将棋教室の先生まで。いつもはつきそいだけのお母さまも、ぜひ出場を検討してほしい!cat

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教える技術4 目標を分解する

(注)この連載は教室の方針ではなく、あくまでも吾輩の個人的(個猫的?)な感想にすぎないので、ご了解をお願いしたい。

実践的な教え方には8つの技術がある。その第4は、「目標を分解する」ということだ。むずかしい問題を解決するために、その問題を分割するという解決方法がある。かりに、「初段になる」という目標が大きすぎて、その達成がみえてこないばあい、以下のような工夫が考えられる。

たとえば、10級→5級→2級→…というように、段階をふんであらたな目標を設定していくとか。

または、まずは「詰将棋」だけを初段レベルにする→つぎに「必至問題」を初段レベルにする→「囲いくずし」を初段レベルにする→「終盤次の一手」を初段レベルにする→…とか。

あるいは、得意戦法が四間飛車だとして、まず「四間飛車対急戦」を初段レベルにする→つぎに「四間飛車対持久戦」を初段レベルにする→「相振り飛車」を初段レベルにする→…とか。

一冊の本であれば、たとえば200問ある問題のうち、はじめの100問だけをなんどもくり返してみるとか。それでもむずかしいなら、はじめの50問だけをくり返してみるとか。それでもダメなら、はじめの20問だけを完璧におぼえるまでくり返してみるとか。

とにかく、「ちょっとかんばれば達成できる」という目標を示してあげるとよいと思うのだ。cat

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2011年11月23日 (水)

教える技術3 魔の挫折地帯を認識する

(注)この連載は教室の方針ではなく、あくまでも吾輩の個人的(個猫的?)な感想にすぎないので、ご了解をお願いしたい。

実践的な教え方には8つの技術がある。その第3は、「魔の挫折地帯を認識する(させる)」ということだ。「魔の挫折地帯」とはいったいなんなのか? そこを抜けだせば一気に視界がひろがるのに、なかなか上達のみられない時期がつづいてしまう地点だ。将棋でいえば、8枚落ちや6枚落ちの指導対局がこれにあたる。幼児・低学年の初心者のばあい、8枚落ちを卒業するのがひと苦労(挫折率50)、さらに6枚落ちを卒業するのにかなりの苦労をともなう(挫折率80)。

「駒落ち名人」とよばれるプロ棋士が秘技をくりだせば、8枚落ちで初段といい勝負、ふつうのプロでも本気をだせば、6枚落ちで初段といい勝負ができるらしい(『最強の駒落ち』より)。…となると、上手が厳しく指せば、おそらく挫折率は90%以上となってしまうだろう。なので、この段階の初心者に対しては、上手が指導対局で厳しく指すのは意味がないと吾輩は思っている。

挫折をふせぐためには、2つの注意点があるだろう。ひとつには、こどもが弱ければ弱いほど、なんとかしてこどもが勝てるように工夫をすることだ。たとえば、さりげなくヒントをだしたり、悪い手を指したら待ったをさせたりするわけだ。逆に、こどもが強くなればなるほど、簡単に勝たせないようにすればよい。

もうひとつには、いっしょうけんめい序盤を丸暗記しても、8枚落ち・6枚落ち卒業には結びつかないことだ。いっけんまわり道のようだが、終盤力をアップすることが卒業につながる。序盤の暗記はそこそこにして、終盤力をきたえる工夫をしよう。

とにかく、挫折率をさげるためには、こどものやる気だけではなく、先生や保護者の理解と協力が重要になる。cat

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教える技術2 目標を明示する

(注)この連載は教室の方針ではなく、あくまでも吾輩の個人的(個猫的?)な感想にすぎないので、ご了解をお願いしたい。

実践的な教え方には8つの技術がある。その第2は、「目標を明示する」ということだ。これには2つの解釈ができる。ひとつには、初心者は目的(ねらい)をもって指すことができないので、序盤・中盤・終盤それぞれについて、どのような目的をもって指せばよいのか?示してあげること。もうひとつには、将棋をならうにあたって、実現可能な具体的な目標を示してあげることだ。

指し手の目的(ねらい)については、初心者段階からこんな感じで進歩していくはずだ。

ルールどおり指してはいるが、なにも目的(ねらい)がない。
→タダの駒をとるなど、単純なねらいがある(1手の読み)。
→手筋による駒得など、ねらいをもっている(3手の読み)。
→ねらいが大きく複雑になってくる(主張・構想力・大局観)。

もうひとつの、こどもに与える目標については、各自に個別の目標をもたせてあげたらどうだろう? たとえば、以下のようなものが考えられる。

1 クラスや学校で一番になりたい  2 こども大会で活躍してみたい
3 初段になりたい   4 教室の先生に平手で勝ちたい
5 プロ棋士に○○落ちで勝ちたい  6 プロ棋士になりたい

もちろん、強くなれるにこしたことはないが、目標の高さはひとそれぞれだと思うのだ。cat

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2011年11月22日 (火)

【最新版】おもな将棋大会の日程(12月~)

お友だちと遠征するのも楽しいぞ!

岡山県近辺のおもな「こども将棋大会」日程の最新版だ。県内の大会は少ないのだが、近県まではんいをひろげると、意外に大会はある。

11/27(日) 第7回 東播磨ハートランド稲美万葉杯 将棋大会(兵庫県稲美町)
       初心者にもオススメgood 大人の部に参加可。県外可。当日受付可。
       詳しくはここ

11/27(日) 鳥取砂丘こどもの国 こども将棋大会(鳥取砂丘こどもの国)
       初心者にもオススメgood 県外可。当日受付可?
       詳しくはここ

12/4(日) 第5回 安用寺杯 将棋大会(香川県高松市)
       初心者にもオススメgood 大人の部に参加可。県外可。
       11/30しめきり。詳しくはここ

12/10(土) 玉島児童館 将棋入門・将棋大会(倉敷市 玉島児童館)
       初心者にもオススメgood 小学生以下。当日受付可。
       詳しくはここ。←「行事予定」を確認!

12/23(祝) 「第37回将棋の日」記念こども将棋大会(関西将棋会館)
       ※12/19しめきり。詳しくはここ

1/22(日) 第8回 岡山県こども将棋教室交流戦(津山市 中央公民館)
       初心者・女子にもオススメgood 1/8しめきり。詳しくはここ

2/18(日) 第37回 全国小学生名人戦 岡山県予選(倉敷市芸文館)
       ※当日9時~受付、9時15分開始。

「初心者クラス」のある大会ならば、小さい弟さんや妹さんをつれての参加もできる。また、あまり強くない保護者の方が参加できる大会もあるようだ。親子で参加するのも、おもしろいかも…。cat

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教える技術1 生徒のレベルにあわせる

最初におことわりしておくが、「福成キッズ将棋教室」で理想的な教え方が実践できているわけではないし、教室の先生方が共有している指導方針だというわけでもない。あくまでも吾輩の個人的(個猫的?)な感想にすぎないので、ご了解をお願いしたい。

実践的な教え方には8つの技術がある。その第1は、「生徒のレベルにあわせる」ということだ。これは当たり前のようだが、じっさいにはできていないことが多い。たとえば、指導対局において、こんな場面をよくみかける。

「ここで詰みがあるよ。」と、詰みのある局面に誘導する。
→その詰みが、こどもにとってはむずかしすぎる。
→いくら考えてもわからない。
→こどもが自信喪失する。

1手詰めもあやしい超初心者に対して、「ここで11手詰めがあるよ」との指導すら、何度か目にしたことがある。「先生にとって簡単」と「こどもにとって簡単」は、まったく違うのに…。このような、不幸な行き違いをふせぐためには、どうすればいいのか?

  • 日ごろからこどもたちの名前をおぼえ、その棋力や性格をよく知っておくこと。
  • はじめての子に対しては、指し手や反応から、棋力や性格をよく観察すること。

いずれにしても、事前、あるいは対局中に、観察力を最大限にはたらかせることがカギだと思う。cat

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2011年11月21日 (月)

「わかりやすい教え方」とは? その3

先日のつづき。『「分かりやすい教え方」の技術』より、著者によると、実践的な教え方には8つの技術があるという。

教える技術(1)生徒のレベルにあわせよ。
教える技術(2)「目標」を明示せよ。
教える技術(3)「魔の挫折地帯」を認識させよ。
教える技術(4)目標を分解せよ。
教える技術(5)「腹八分目」を守れ。
教える技術(6)ほめて伸ばせ。
教える技術(7)「反復」と「映像」で脳にきざみこめ。
教える技術(8)「与える」よりも「引きだせ」

…とはいえ、本の内容をそのままご紹介するわけにはいかない。なので、以上の技術について、明日以降に、吾輩なりの経験から解釈をしてみたいと思う。cat

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2011年11月20日 (日)

【速報】長岡裕也杯 学生将棋最強戦の結果

11月20日(日)、香川県高松市スパイラル将棋センターでおこなわれた「長岡裕也杯 学生将棋最強戦」に遠征してきた。岡山県からの6名?に加え、徳島県などからの遠征組と、むかえうつスパイラル軍団との対決となった。学生最強戦の名にふさわしく、幼稚園児から大学生まで40名以上があつまった。とりあえずの結果(概要)は以下のとおり。

【有段者の部】
優勝
:石綿慈雨(小6)  準優勝:三好健斗(小4)

【上級者の部】
優勝
:野谷和弘(小5)  準優勝:重藤大輝(小4)

【中級者の部】
優勝
:川井悠嗣(小3)  準優勝:原 幸輝(小6)

【初心者の部】
優勝
:小笠竜弥(幼稚園?)  準優勝:綾野 司(小?)

有段者の部の決勝戦は、大学生・高校生の強豪をおしのけて、小学生ライバル対決となった。上級者の部は、予選リーグで敗れたNくんが決勝でリベンジをはたした。これまで一度も正式な大会で優勝したことがなかったのに、2週つづけて県外の大会で優勝とは! いったい急になにがおこったのだろうか?

くわしい結果や写真については、「スパイラル将棋センター:香川県将棋情報」にのっているので、それをみてほしい。上級で優勝したNくんは、なかなか勝てないとは思うが、次回から初・二段の部に挑戦しよう!

大会後にスパイラル低学年の精鋭の1人(小学校団体戦香川県代表)Kくんと対局することができた。終盤、Kくんの猛攻をしのいでギリギリの勝負となったが、その結果は…?(もちろんヒミツ。)cat

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「わかりやすい教え方」とは? その2

昨日のつづき。『「分かりやすい教え方」の技術』より、著者によると、そもそも「教える」には5つのポイントがあるという。

(1)「教える」とはサービスすること。(2)「教える」とは説明すること。
(3)「教える」とは観察すること。(4)「教える」とは分解すること。
(5)「教える」とは誘導すること。

おそらく、ふつうの先生は(2)にしか、気がついていないのではないだろうか?

また、わかりやすい教え方をするためには、どのような心がまえが必要なのか?

(1)先生役を気楽に引き受けよ。(2)生徒を「お客様」と思え。
(3)生徒の「文化」を尊重せよ。(4)生徒を「可能性のタネ」と見よ。
(5)生徒を楽しませよ

だという。(2)などは、考えたこともない先生方がほとんどだと思う。

詳しい内容が気になる方は、原本を買ったり、図書館で借りたりして、じっさいに読んでみてほしい。どうしたらこうした教え方が実行できるのか? 明日以降に、その技術についてもご紹介したいと思う。cat

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2011年11月19日 (土)

「わかりやすい教え方」とは? その1

将棋教室から帰る途中でコンビニに寄り、かくれてお菓子を買おうとしたところを、こどもたちに見つかってしまった。「あっ、また隠れてお菓子を食べる気でしょう?」「いや違う。買ったからといって食べるとは限らない。買っても読んでいない本がたくさんあるのとおなじだ!」

…というわけで家に帰ってみると、ずっと前に『「分かりやすい教え方」の技術』という本を買ったまま、読んでいなかったことを思いだした。将棋とは無関係に仕事で買ったのだが、あらためて読んでみると、けっこういいことが書いてある。たとえば、ダメな教え方には6つの特徴があるという。それはなにか?

(1)情熱がない。(2)力みすぎる。(3)押しつける。(4)ほめない。
(5)双方向であることを忘れている。(6)詰めこみすぎる。

また、ダメな教え方をするのはどんな先生なのか?

(1)○○○○だった先生 ←気になる方は、本を買ってください。
(2)生徒を見下す先生
(3)失敗から学ぶことができない先生
(4)生徒の「文化」を受け入れられない先生

だという。

amazon.comの書評をみると賛否両論だが、すくなくとも吾輩には思いあたる話が多い。それでは、どうしたらわかりやすく教えることができるのか? 明日以降に、つづきをご紹介したいと思う。cat

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素朴な疑問 過小申告

先日記事にした「公平なクラスわけ」と切っても切りはなせない問題として、「過小申告」の問題がある。

吾輩が以前、某会社のボウリング部にはいっていたときのこと。主戦場としていたボウリング場のルールでは、大会で24ゲーム以上なげると、その平均スコアによってハンディがもらえた(クラスわけは、なし)。はじめて大会に参加したときには、まだ実力もないのにハンディが0となり、大苦戦をした(参加50人くらいでブービー賞=下から2番目)。しかし、なんども大会にでているうちに、適正なハンディがつくようになり、ときどき上位に入賞することもあった。ボウリングやゴルフのばあいだと、「大会での平均スコア=実力」があきらかなので、過小申告のしようがないのだ。

一方、将棋の実力には、あきらかな基準がない。東京や大阪の近くでは、日本将棋連盟の道場の段級位を基準にすることもできるだろう。ネット将棋(24)のレーティングを活用する方法もあるかもしれない。ところが、大きな道場のない地方や、ネット将棋をしていない人どうしでは、そもそも比較に無理がある。また、免状の認定にも甘い辛いがあるので、免状のあるなしと、実力との関係もややこしい。

いまのところ一番よい方法は、

  • おなじ主催者の大会に何度か参加してみて、指導者・保護者が経験をつむ。
  • 一度、下のクラスで優勝した子は、そのクラスを卒業する。
  • 大会の主催者は、事前にできるだけ情報を公開する。

ということだろうか?cat

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2011年11月18日 (金)

素朴な疑問 初心者にも棋風あり

福成キッズ将棋教室では、手合い&勝敗記録係がいそがしく、落ち着いてこどもたちと将棋を指すことができない。その代わり、他の教室を訪問したときや大会のあいまには、できるだけ初心者・初級者と将棋を指すようにしている。

意外なことなのだが…いやでも気がつくのは、ルールをおぼえたばかりの初心者・初級者にも棋風があるということだ。積極的で攻めが大好きな子、慎重で受けにまわってばかりの子、駒損はまったく無視で暴れる子、駒得が大好きで駒台に山盛りに駒をためこむ子…などだ。

上達するにしたがって極端なことはなくなるが、基本的な棋風は変わらないような気もする。なので、新井田先生は平手指導では、その子の棋風にあった戦法や戦い方をさずけていた。吾輩も、そこまで個別に指導できたらなあと、思ってはいるのだが…。cat

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2011年11月17日 (木)

11月16日の福成キッズ将棋教室

福成キッズ新名人誕生!

本日も5名の見学者をむかえて合計30名以上の参加となり、いつもの和室がさらに狭くなってきた感じがする。

まずはじめに、「第3期 福成キッズ順位戦」各クラス優勝者の表彰があり、C2級優勝のY・Yくんは11級へと昇級。C1級優勝のY・Hくんは8級へ、B級優勝のF・Aくんは4級へ、A級優勝のT・Yくんは1級へと昇級した。このほかにも、成績優秀者にはそれぞれ昇級の発表があった。昇級者のみなさん、おめでとう!

つづいて行われた「福成キッズ名人戦 三番勝負」では、初挑戦のT・Yくんがなんと2連勝し、新名人の誕生!となった。失礼ながら…、吾輩の気がつかないうちに急成長していたらしい。同時に行われている「福成キッズ冬期将棋大会」では、おなじクラスでの平手やクラスを越えての駒落ち、先生方による指導対局など、いつも以上に多くの熱戦がくりひろげられた。今回と12月の2回の教室をあわせた合計ポイントによって、最後の納会ではプレゼントがもらえるはずだ。がんばろう!

今後の日程は、12月7(水)、12月21日(水)。

生徒が増えてきたので、手合い&勝敗記録係が吾輩1匹では、もはや限界に近い。なにかうまいやり方を考えださねば…。cat

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2011年11月16日 (水)

将棋vsカードゲーム

将棋に興味をおぼえて楽しく遊んでいたこどもが、急に将棋に興味をなくしてしまうことがある。新しい興味の先は、携帯ゲームやカードゲーム(ポケモンカードなど)のことが多い。じっさい、こどもたちが集まって、これらを楽しんでいるところをよく目にする。そこで、将棋とカードゲームの比較をしてみたい。

将棋は、両者の戦力が互角である。
一方、カードゲームは、両者の戦力は互角ではない。

将棋の勝敗は、偶然に左右されることがほとんどない
一方、カードゲームの勝敗は、偶然に左右されることも多い。

将棋は、集中力のある子・頭を使う子・練習する子が勝ちやすい。
一方、カードゲームは、お金をだしていいカードを集める子が勝ちやすい。

大人からみると、将棋のほうがずっとおもしろいような気がするのだが…。偶然性がないために、初心者がひじょうに勝ちづらいという欠点があるのはたしかだ。初心者に興味をもってもらうには、やはりかなりの工夫が必要だろう。cat

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本日の福成キッズ将棋教室

本日、11月16日(水)19:00より、南ふれあいセンター3F和室で、「福成キッズ将棋教室」がある。

まず、「第3期 福成キッズ順位戦」各クラス優勝者の表彰と昇級者の発表をする。その後は、名人対挑戦者で「福成キッズ名人戦」の三番勝負。現名人が防衛したばあいは三連覇となるので、永世名人を認定して、こどもたちとの公式戦からは卒業となる。

のこりのこどもたちには、「福成キッズ冬期将棋大会」がある。勝ち2点、負け1点、先生との指導対局は勝ち負けにかんけいなく3点だ。駒落ちもありで、12月の納会までに合計得点をあらそう。指導対局のあとには、先生から手合いカードに「ひとことアドバイス」を書いてもらおう。大会がおわったら、各自の「将棋ノート」に手合いカードをはってほしい。

ここだけのないしょの話だが、このルールは、はっきりいってCクラスの初心者・初級者に有利だ。おともだちになかなか勝てない人は、先生方にたくさん挑戦して点数をかせごう!cat

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2011年11月15日 (火)

1手詰めのつぎは、3手詰め?

初心者が1手詰めを練習してきて、ある程度できるようになったら、つぎは3手詰めにすすむ。まあ、それがふつうなわけだが、もうひとつ大事なことがある。それは、1手詰めの“詰めろ”をかけたり、“詰めろ”を受けたりする練習だ。

超初心者どうしの対局では、「角や桂でこっそり王手をする→相手が見落とす→玉をとって勝つ」というパターンが多い。次の段階では、「こっそり“詰めろ”をかける→相手が見落とす→1手詰めで勝つ」というパターンに進化する。その段階をすぎると、「“詰めろ”をかける→相手が受ける→さらに“詰めろ”をかける→…→ついに受けがなくなる」というパターンに進化する。ここまでくれば、もう初心者ではない。

では、どうやって練習をしたらよいのか? そのヒントは、新井田先生による「5級までの上達法」を参照してほしい(その1・その2は1手詰めの練習)。

5級への終盤の定跡 その3 詰めろのかけ方編

5級への終盤の定跡 その4 詰めろに必要な駒編

5級への終盤の定跡 その5 詰めろの消し方編

5級への終盤の定跡 その6 必至(必死)の基礎編

【保護者の方へ】
実戦と詰将棋が大事なのはもちろんですが、それだけではなく、少しずつ終盤の考え方も教えていきましょう。よろしくお願いいたします!cat

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2011年11月14日 (月)

こどもの将棋を観戦する、しない?

こども将棋大会でよくみられることだが、保護者や指導者の方々が、近くで観戦しながら熱心に我が子や教え子の応援をしている。一方、吾輩はあまり観戦をしない(するとしても、あまり関係がない子の対局)。これには2つの理由がある。ひとつにはドキドキしてみていられないこと。もうひとつは局面をみても、吾輩の棋力ではあとから具体的なアドバイスができないことだ。

ところが、みていない割にはこどもたちの対局については、把握できているつもりだ。それはなぜか? ある程度以上強くなると、こども自身が具体的に報告をしてくれるからなのだ。とくに会心の一手や、相手のミスによる大逆転勝ちなどは、局面を再現して並べてくれる子もいる。

逆に、負けたときにはこどもの口数が少なくなるので、ここはうまく聞きだしてみる。すると、「飛車をくれたのでよろこんだけれど、打ちこむスキがなかった」「と金で攻められて困った」など、こどもなりの反省点を教えてくれる。また、特定の負けパターンがないか?さぐってみるのもいいだろう。親しい子が「お前は○○になったら急に弱くなる」と指摘してくれることもある。

こどもたちが自分の敗因や弱点を冷静に自己分析できるようになれば、それだけでもたいした成長だ。cat

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【速報】宮本武蔵杯 子ども将棋大会の結果

11月13日(日)、Tパパさんのおさそい&運転で、兵庫県佐用町でおこなわれた「第3回 宮本武蔵杯争奪 子ども将棋大会」に遠征してきた。岡山からの3名に加え、津山からなんと14名の遠征組と、むかえうつ地元周辺のこどもたちとの対決となった。その結果は以下のとおり。

【Aクラス】
優勝
:関 祐人  準優勝:高石雅人  第3位:上野裕寿
第4位:橋本貫汰  第5位:坂田雄介

【Bクラス】
優勝
:野谷和弘  準優勝:井口光輔  第3位:玉田涼平
第4位:堀田皓一朗  第5位:麻生佳奈

【Cクラス】
:国米健太  :和田凌矢、永谷太一
:吉原和哉、高山凌海、内堀未夢、井上尋貴、箸蔵浩史、古田耕己

Bクラスの決勝戦は、実力伯仲の2人による熱戦になるはずが…、予想外の決着となった。詳細な情報や写真については、住所不定玉先生の岡山県将棋情報をみてほしい。B・Cで優勝した子は、次回からは上のクラスに挑戦しよう!

抽選の景品が豪華だったことと、地元(佐用町)の子は女の子が多かったことが印象的だった。Tパパさん、運転ありがとうございました!cat

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2011年11月13日 (日)

素朴な疑問 番狂わせ

夏休みに多くのこども将棋大会を観察して、少々不思議に思ったことがある。それは、初対戦では番狂わせがおきやすいということだ。県外の強豪(県代表クラス)と岡山県の上級者が対戦し、強豪がやぶれるというのを何度も目にした。勝った子に聞いてみると「あまり強く感じなかった」という。ふだんは岡山県代表レベルにはほとんど勝てないので、なんとも不思議だ。お互いに知りあって対局をかさねるにつれて、番狂わせは少なくなっていく。つまり、お互いの力関係や得意戦法がよくわかっていて、「また負けそうだ」「相手はかならずミスするはず」と思って指していると、番狂わせはおきない。

これは大人やプロの世界でもおなじようで、「信用」というらしい。いったん強豪だと知れわたって「信用」がつくと、こちらがミスをしても相手が勝手にまちがえてくれるというのだ。逆に「信用」がおちると、相手に徹底的にねばられて、ますます勝てなくなってしまう。

それまでいつも勝っていたこどもに、ある時をさかいにして急に勝てなくなる。そんなことを、吾輩はたびたび経験している。そうやってこどもたちは成長していくのだなあ…。cat

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2011年11月12日 (土)

素朴な疑問 初段とは?

吾輩は素人なので、素朴な疑問がたくさんある。そのなかでも、ず~っと気になっているのは、いったい「初段」とは、どれくらいの棋力なのか?ということだ。『初段になるための将棋勉強法』にも、それは明記されていなかった。じっさい、ペーパー初段、道場初段、ネット将棋(24)の初段、プロ棋士の認定による初段…など、さまざまな基準がある。

大昔は、アマチュアの段位とプロの段位がほぼおなじだったそうだ(アマトップレベルが三~四段)。また、岡山県ではいまでも県代表=四段という基準がまもられている。これらと甘い認定の道場の段位とは、かなりの差があるだろう。

県によっては、初段獲得大会が開催されていて、優勝者に初段免状があたえられるようだ。こうした大会による初段認定は、レベルも高いし、大きな名誉となる。大会で免状を獲得した人が、過少申告で級位者の部にでることもないだろう。岡山県にも、こどもたちの目標となるような初段獲得大会があったら…と思う。

何年かかるかわからないが、吾輩も死ぬまでには一歩ずつ初段にちかづきたいものだ…。cat

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2011年11月11日 (金)

公平な大会について考える その3

公平な順位決定とは?

大会の最大の目的は、順位を決めて表彰することにある。そこで、できるかぎり公平な順位決定方法が大きな問題となる。

こども将棋大会、とくに全国大会につながる大会では「トーナメント方式」がよくみられる。JT杯も基本的には、単純なトーナメント方式だ。これは、クジ運に大きく左右される。あまり強くない子が運よく上位入賞したり、優勝候補どうしがいきなり対戦することもある。意外なドラマがおこりやすいやり方だ。

一方、最も公平な方式は、だれが考えても「総当たりリーグ戦」だろう。ある県では小学生名人戦の予選も、地区予選→地区代表をあつめての予選リーグ→予選通過者をあつめての決勝リーグというやり方らしい。手間はかかるが、もっとも強い子を確実に選ぶためには、一番いいやり方だ。

トーナメントとリーグ戦の中間の方式としては、「スイス式あるいはポイント制の○回戦」がある。たしかに、おなじ勝ち数(たとえば4勝1敗)でならんだ子の順位をどうやってつけるか?という問題がつきまとう。しかし、後半戦では実力の近い子どうしが対戦できるし、一定の対局数が確保できるので、個人的には、もっとも好きな対局方法だ。

吾輩の経験上、シード選手の扱いにさえ気をつければ、ポイント制でもうまく順位がつけられるように感じている。cat

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2011年11月10日 (木)

公平な大会について考える その2

公平なクラスわけとは?

今年は大会の参加や運営だけではなく、吾輩は2つの大会の企画にも大きくかかわった。こどもたちの希望は、「実力のあった子とたくさん指したい」ということだ。そこで、できるかぎり公平なクラスわけ方法についても、考えることになった。

岡山県の大きな大会では、学年別の無差別大会が多い。一方、「岡山県こども将棋教室交流戦」や「菅井竜也杯」では、実力別のクラスわけをおこなっている。そこで問題となるのが、どうやって実力にふさわしいクラスに参加してもらうか?だ。ことなる教室や道場の段級をくらべるのはむずかしい。県外のこどものばあいは、なおさらだ。どうしても、各教室の先生方との調整が必要になってくる。それでも、上のクラスと下のクラスのあいだくらいの実力の子もいて、なんとも判断がつかないこともある。

そんなときに、工夫をこらした予選組みわけ・クラスわけを行っている大会を発見した(柏市小学生将棋大会)。岡山県ではみたことがない方式だが、公平感のあるおもしろいやり方だと思う。cat

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2011年11月 9日 (水)

公平な大会について考える その1

公平な組み合わせ方法とは?

ここ数年、ときどき大会運営のお手伝いに行くようになり、今年は2つの大会で「対局組み合わせ」係となった。これは責任重大で、できるかぎり公平な組み合わせ方法について、考えざるをえない。

ひとつめの大会は、参加人数が24人と少なかった。時間的にも余裕があったので、1回戦では、強そうな子12人(シード選手)と弱そうな子12人のグループにわけ、強そうな子12人にクジを引いてもらって対戦相手を決めた。2回戦も、強そうな子6人をシードして、やはり本人にクジを引いてもらった。3回戦以降も、すべてクジ引きで対戦を決めることができた。最終的な順位も、実力と当日のがんばりによって、うまく決まった感じだ。

一方、もうひとつの大会は約80人の参加があった。クジ引きはできないので、シード選手16名ほどが1回戦であたらないようにした。しかし、2回戦以降はとにかく時間がなく、勝敗報告順にどんどん対戦を決めざるをえなかった(つまり、JT杯とおなじやり方)。もちろん、わざとではないのだが、おそろしく運の悪い子と運のよい子が数人でてしまった。

新井田先生は、多くの人数をスイス式でさばくために、パソコンソフトを導入されていた。完全に公平な組み合わせにするためには、機械に決めてもらうのも、ひとつの手だろう。cat

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2011年11月 8日 (火)

小学1年生の吸収力

最近、いろいろな教室やイベント・大会などで、とある1年生と顔をあわせることが多くなった。はじめてあったときには、9枚落ちで対局し、ヒントをだして勝たせてあげたのだが、あうたびに強くなっている。家でもお父さんとよく指しているようだし、詰将棋もしっかりとりくんでいるようだ。大会や教室でもだんだん勝てるようになってきたので、「(勝っても負けても)将棋が楽しくてたまらない」という感じだ。

いつも目がキラキラかがやいているし、1年生の吸収力はほんとうにスゴイ! 吾輩もおいこされないように、コツコツと練習をつづけるよ。cat

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2011年11月 7日 (月)

大人も参加可のC級?

某巨大掲示板には「30歳過ぎてから将棋はじめた人の集うスレ」というスレッドがあり、苦労話には「そうそう、あるある…」と、いつも共感している。また、「こどもといっしょに将棋をはじめた」というある方とも、やはり苦労話で気があったりした。そんな人の出られるような大会なんてないよね~と思っていたら…。

「大人も参加可のC級をつくりました」

マジですか? まあ、スパイラル教室10級のこどもにすら勝てる気がしないのだが…。cat

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本日も「岡南公民館 上級コース」

もはや恒例となった感じだが、11月6日(日)の「岡南公民館 上級コース」へ吾輩+こども2名で訪問をした。いつもの福成キッズ将棋教室では、手合い&記録係でいそがしいため、落ち着いてこどもたちと対局することができていない。なので、本日はこどもたちとたくさん指してみようとの思いもあった。

とくに、先日の「JFEこども大会」低学年の部で他県の県代表をやぶって第4位に入賞したT・Hくんとひさびさの対局をすることができた。1局目。お手並み拝見ということで、好きなように攻めさせてみたところ、攻撃力がかなりアップしている! 原始棒銀から一方的に攻められてやぶれさった…。というわけで、2局目。吾輩は秘密兵器の「行徳流中飛車(その1その2)」を採用した。またしても原始棒銀から、飛車先を突破! しかし、それは吾輩の読み筋でもある。一方的に攻められながらも、なんとか2枚角から必至をかけ、最後は綱渡りのすえ詰みを逃れた。いやあ、あぶなかったな~。

ゴロン太先生・カクザン先生、午前中の手合い係のお手伝いができず、申し訳ありませんでした…。cat

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2011年11月 6日 (日)

「JFE将棋大会」の詳細

先日行われた「JFE将棋大会」の詳細報告が、各教室の先生方のホームページやブログなどで紹介されている。参加された方々、興味のある方はぜひみてほしい。

主催者の大石先生&運営協力の水島父母会については、水島子ども将棋教室のHP

多くの生徒の引率と審判をされた住所不定玉先生と津山教室については、岡山県将棋情報続編

岡山市最大の岡南教室については、ゴロン太先生のブログその1その2その3その4その5その6カクザン先生のブログ

笠岡教室&高学年の決勝戦については、カレーパン先生のブログその1その2

香川県からの遠征組については、スパイラル将棋センター

大人の部(団体戦)や竜棋会会員については、竜棋会ブログその1その2

おまけ。うれしい優勝報告については、三月父日記

フェスタ(お祭り)の名にふさわしい盛大な大会でした。選手、役員、引率の保護者の方々、みなさまおつかれさまでした。cat

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2011年11月 5日 (土)

アマ強豪に聞く将棋上達法 番外編

アマ強豪に聞く上達法の番外編、『アマ将棋日本一になる法』より、湯川恵子さん(アマ女流五冠王)のご登場だ。湯川さんは、現在フェアリープリンセス(女性将棋同好会)の会長として、アマ女性のために数多くの将棋大会を運営されている。

くやしさをバネに
……日頃からどうにも気の合わないイヤな奴がいて、私は密かに彼を「キツネ」と呼んでいたのだが、そのキツネがある日、「将棋教えてやろうか」と言った。「知ってるわよ、将棋ぐらい」と答えてしまった。さっそく対局が始まったが、なんと彼は無断で六枚も引いてしまうではないか。そして私はコロリコロリと何度もくり返しひねられた。その時のキツネの顔!
私は生まれて初めて、将棋に負けるということはなんとくやしいものかを思い知った。(くやしい、くやしいっ)……女流アマ名人位を獲ったのはその四年後である。

今回は具体的な練習方法ではなく、こころがまえの問題だ。勝つことによって楽しさを知り、将棋が好きになるという人もいる。その一方では、将棋は負けるとくやしい。なので、負けたくないという一心で将棋にはまってしまった方もおられるのだ。「負けるのがいやだから、負けそうな相手からは逃げる」のではなく、「負けるのがいやだから、もっと練習しよう」というように、気持ちを切りかえよう。

「負けて泣く子は強くなる」という説もある。プロ棋士の佐藤康光九段も、こどものころには負けるとわんわん泣いて、まわりを困らせていたらしい。cat

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2011年11月 4日 (金)

【速報】JFEこども将棋大会の結果

11月3日(祝)、「JFEこども将棋大会」がJFEスチール倉敷体育館にて行われた。その結果は以下のとおり。

【高学年】
優勝
:本田知里(小4:島根)  準優勝:中崎響(小4:大阪)
第3位:芦北翔琉(小6:兵庫)  第4位:山内照皓(小4:岡山)

【低学年】
優勝
:上野裕寿(小2:兵庫)  準優勝:國井大彰(小3:香川)
第3位:関山大輝(小3:兵庫)  第4位:立藤裕晃(小1:岡山)

詳細な情報や写真については、水島子ども将棋教室のHPゴロン太先生のブログその1その2その3その4、住所不定玉先生の岡山県将棋情報続編をみてほしい。

今年も優勝~第3位までは県外勢の独占となった。年々レベルが高くなってきたな~。cat

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2011年11月 3日 (木)

JFE将棋大会から帰ってきた…

本日11月3日(祝)には、JFEスチール倉敷体育館にて、おそらく今年の岡山県最大の将棋大会がおこなわれた。吾輩も「こども将棋大会(高学年の部)」のお手伝いとして、いってきたところだ。こども大会は、おそらくJFE史上最大の規模と最高のレベルだったろう。各県の県代表クラス多数を含む、130人以上が参加した。

あまりに忙しかったため、吾輩の担当部分以外は、何がおこっていたかもよくわからない。とりあえず、高学年は島根の本田くんが優勝、大阪の中崎くんが準優勝だった。兵庫の芦北くんは第3位(2連覇はならず)。岡山県からの入賞は、第4位の山内くん。山内くんは2年前にも低学年で第4位になったことがあり、2度目の入賞だ。あと、おどろいたのは、大人のA級優勝が兵庫の森本くん(小4)だったこと。すごい快挙だ。

福成キッズ将棋教室関係では、立藤くんが1年生ながら低学年で第4位と大健闘をみせてくれた。おめでとう! お姉さんも低学年で決勝トーナメント進出と、立派な成績だ。準優勝は香川からよく遠征してくれるスパイラルの國井くん。

申し訳ありませんが、これ以上の詳細につきましては、よくわかりません。ゴロン太先生のブログ住所不定玉先生のブログ、水島教室HPなどでのご報告をお待ちしております!cat

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11月2日の福成キッズ将棋教室

第3期 福成キッズ順位戦終了

2名の見学者をむかえて合計20名以上の参加となり、いつもの和室がいよいよ狭くなってきた感じがする。

9月にスタートして、2か月半の長期戦となった「第3期 福成キッズ順位戦」は本日で終了し、各クラスの優勝者が決まった。C1級とC2級は最近力をつけてきたY・HくんとY・Yくんがそれぞれ初優勝! おそらく、次回の教室では昇級の発表があるはずだ。

さらに、入会以来連敗をつづけていたK・Kくんも、うれしいリーグ戦初勝利、さらに2勝目もみごとにゲット。後輩もはいってきたので、これからの活躍が期待できるぞ。

明日(11月3日)のJFE大会に参加する子もたくさんいる。吾輩も運営のお手伝いに行く予定だ。かなりレベルの高い大会になりそうだが、みんなそれぞれ「上位入賞」「予選突破」「予選で2勝」「予選で1勝」など、自分の目標にむけてがんばってほしい。

今後の日程は、11月16(水)、12月7日(水)。cat

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2011年11月 2日 (水)

世代交代

出会いと別れの季節?

吾輩もたいへんお世話になっている、「水島子ども将棋教室」でのこと。2年くらい前までは強い子が多く、県内のこども将棋大会でも上位入賞が当たり前だった(水島教室黄金時代?)。ところが、長いあいだ教室の中心となって活躍していたこどもたちが、中学生になったり、あるいは勉強が忙しくなったりして、あまり教室に顔をみせなくなった。

強い子が減ってしまって、「今年は教室のレベルが下がったなあ」と思っていたが…。夏休みあたりから、しだいに生徒が増えてきた。とくに低学年にやる気のある子がたくさんいる。お互いにライバル意識をもって、たくさんの対局と練習をこなしていけば、数年後には水島教室黄金時代の再来があるかもしれない。

こどもたちの世代交代にともなって、保護者の方々もいれかわる。水島教室にかぎらず、将棋教室の運営には、「先生・保護者・こどもたち」三者の協力が必要だ。教室のよき伝統をつくり、保護者から保護者へも、伝統をうけついでいこう!cat

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2011年11月 1日 (火)

はじめは将棋の楽しさから

低学年・幼児の初心者をあいてにするばあい、はじめは将棋の楽しさを教え、勝負の厳しさや礼儀・作法を教えるのはその後でよいと、吾輩は考えている。(先生方のご意見は、またべつかもしれないが…。)だから、吾輩が低学年・幼児の初心者と対局するばあい、あくまでも立場は遊びあいてなのだ。指導将棋ではなく、こどもと遊びながら上達してもらうには、どうすればいいのか?

その1 こどもの棋力・性格にあわせて勝敗を調整すること。
負けてばかりの子、打たれ弱い子、自信のない子には、勝たせる。勝ってばかりの子、気持ちの強い子、自信過剰の子には、しっかり勝つ。5番勝負や7番勝負をおこない、×○×○…ときて、最終局で負けてあげるのもスリルがあってよいだろう。

その2 駒落ちだけでなく、平手でも対局すること。
駒落ちには絶対にあらわれない基本手筋もたくさんある。たとえば、角や桂・香をつかっての両取りとか。なので、初心者と平手で対局することも大切だ。平手では、あいてのレベルにあわせて、原始棒銀、原始中飛車、四間飛車、矢倉棒銀など、形をみて理解しやすい・マネしやすい戦法でたたかうこと。

その3 平手ではどんどん駒を交換すること。
駒の交換をおそれる子は上達がおそいので、こちらからどんどん駒をぶつけて、角・銀・飛車・桂などをおなじ駒と交換する。また、持ち駒を使わせるために、王手飛車など大技がかかる場面にわざと誘導しよう。こどもが弱すぎるばあいは、おとな側は持ち駒を使わないこと。そうすれば、表面上は平手なのだが、実質的には駒落ちとなる。

その4 ときには「待った」をさせること。
あまりにも悪い手を指したばあい、「待った」をさせよう。あるいは、急所でヒントをだして決め手を考えさせるのもよいだろう。

その5 その子のレベルにあわせた局面に誘導すること。
大人(先生)が強すぎるばあいはココが問題となる。1手詰めもあやしい初心者あいてに7手詰めくらいの局面に誘導し、「さあ詰めてごらん」といって、こどもを長考・困惑させている場面をよくみる。こどものレベルにあわせて、少し考えれば正解できる局面に誘導しよう!

【保護者の方へ】
こどもの上達にあわせて、大人側の指し手も少しずつレベルをあげましょう。まずは100局、できれば500局くらい対局してみてください。よろしくお願いいたします!cat

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