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2011年9月19日 (月)

アマ強豪に聞く将棋上達法 その2

アマ強豪に聞く上達法の第2回は、『アマ将棋日本一になる法』より田中保さんのご登場だ。田中さんも、前回の谷川さんと同様に、アマ名人をはじめとして数々の全国タイトルを手にした超強豪だ。

特殊訓練
Q「有段の域に達して、現在のレベルに至るまでに、何か特別な勉強をされましたか。」
A「特別といえるかどうかわかりませんが、詰将棋をできるだけ速く解く練習をしました。」
Q「例えば、10分で初段という問題なら、半分の5分くらいで詰ますということなんでしょうか。」
A「問題によってやさしいのやら、難しいのやらありますが、だいたい10秒以内ですね。」
Q「えーっ! そんなに速く解くのですか。」
A「もっとも、それは13手以内の短手数のものばかりですけど。」
Q「それでも、10秒以内ということは、ほとんど直感でしょう?」
A「詰み形がすぐに浮かぶこともありますが、多くの場合、やはり一手一手読むわけです。」「ごく短いものから訓練していけば、13手ぐらいのものまで可能だと思います。」

先日、高速棋譜並べとともに、高速詰将棋をごく簡単にご紹介したばかりだ。あまりにレベルが高すぎてコメントのしようがないが、これも高速詰将棋の一種だと思う。全国レベル、あるいは奨励会入りを目指すには、これぐらいの特殊訓練が必要なのかもしれない。

おそらく、難しい詰将棋を毎日1題解くよりは、(自分にとってはやさしい)詰将棋を毎日100題解くほうがよいのだろう。

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