女子将棋 普及プロジェクト3(まとめ)
長野県の岩村田高校将棋部の強さの秘密にせまる最終回である。前年に全国ベスト8となった先輩たちは後輩へと夢を託して卒業していった。残された1年生は、三重大会の悔しさを忘れず雪辱に燃えた。先輩からもらった将棋の本は、表紙がすり切れてぼろぼろになるまで読みこんだという。顧問の土屋先生による『週刊将棋』記事の最後をご紹介したい。
力信じ全国制覇
「長野県予選は……大激戦となりました。しかし、先輩の意志を受け継いだ彼女達がわずかにリードして逃げ切り、何とか3度目の全国大会を勝ち取りました。」「全国(2010宮崎大会)では予選から次々と強敵に当たり実に苦しい試合が続きました。けれど3人とも決してあきらめません。最後まで仲間を信じ、自分を信じ、盤面に集中しつづけたのです。」「勝つには、努力も練習も大切です。しかし、本当に重要なことは『やれると信じること』、指導者にとっては『やれると思いこませること』だと確信しました。……これほど素晴らしい生徒達に巡り会えたことに感謝します。」
(『週刊将棋』2010年11月10日号「スクール発 部活ストーリー」より)
2011年度の全国高等学校将棋選手権大会は、8月3日・4日に福島県で行われる予定だ。2連覇をねらう岩村田高校に全国の強豪たちが挑戦する。岡山県代表は、過去2年間、優勝にあと一歩のところまでせまっている岡山朝日高校である。中心メンバーが3年生となりこれまで以上に気合いが入っているだろう。ことしの夏も高校女子団体戦に注目だ!
2010宮崎大会の詳しいようすは、こちら。→「ポニョの妹たち 岩仔ちゃん」
宮崎大会の動画ニュースは、こちら。→「全国高総文祭みやざき2010 将棋部門」
※「岩仔ちゃん」とは、チームの愛称。
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