プロに聞く将棋上達法2
関根茂九段は、21歳でプロ入りしたアマチュア将棋界出身の棋士だ。それだけに、上達をめざすアマチュアの気持ちが自分のことのようにわかるという。長年自宅を開放して「関根将棋教室」をひらき、指導にも力をいれてきた。その豊富な経験から語ってもらおう。この人ならではのマル秘が2つあるという。
その第1は、「上達における棋書の読み方について」である。本当に強くなる人は、実戦もやり、本も読む。その両方が大切なのだが、棋書には読み方があるという。
『一流棋士六人が語る とっておきの上達法』(奥山紅樹著)より
関根茂の巻
「よく本箱にあふれるほど棋書をあつめる方がいます。もちろん棋書収集が趣味ならば、けっして悪いことではない(吾輩のことか?)。しかし、棋力上達に徹するため、ということであるならば、棋書は少ない方がよい。良書をボロボロになるほど読み返し、反復連続で自分の身体に吸収してしまう。この方法をおすすめしたいと思います。」
朝、起きたら棋書を読み、昼に並べ、夜、寝る前に読む。何度も何度も、根気よく読む。これが関根流上達法の第1のポイントだ。良書を何度でも読み返そう! では、第2のポイントとは何なのだろうか?(次回につづく)
« 中学生の初心者向きの大会 | トップページ | プロに聞く将棋上達法2(つづき) »
「将棋上達法(上級者編)」カテゴリの記事
- アマ強豪に聞く将棋上達法 番外編(2011.11.05)
- アマ強豪に聞く将棋上達法 その5(つづき)(2011.10.11)
- アマ強豪に聞く将棋上達法 その5(2011.10.10)
- 高速棋譜並べについての追記(2011.10.08)
- アマ強豪に聞く将棋上達法 その4(つづき)(2011.10.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント