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2011年6月 3日 (金)

プロに聞く将棋上達法1

吾輩の趣味は古本集めである。本日からは、ちょっと古い本だが『一流棋士六人が語る とっておきの上達法』(奥山紅樹著)をご紹介しよう。有段者からそれ以上を目指す人向けの上達の参考になるはずだ。まずは、花村元司の巻から(※一部、現代風に表現を改めている)。

花村元司は、もともと「東海の鬼」とよばれた真剣師であったが、そのあまりの強さに異例のプロ編入試験が行われ、木村名人の弟子となって特別にプロ入りを許された。木村名人とは当時「常勝将軍」とよばれていた十四世永世名人である。ある地方で開かれた将棋大会にその木村名人がくるとあって、200名以上の参加者が集まった。そこでプロ棋士に、将棋上達法についてひとことしゃべってほしい、ということになった。

「まずはじめに、木村名人が壇上に立った。木村名人は『将棋を上達したいと思う人は一局を丹念に指し、その一局をよく反省・研究して自分の不足したところをおぎない工夫を重ねることだ』と語り、聴衆に大きな感銘を与えた。」

「さて、このあとに壇上に立ったのが棋士・花村元司である。花村はいった。『みなさん、もしみなさんが強くなろうと思えば、一局を考え考えしながら指してはいけません。昼休み、1時間の休けいがあるとすれば、弁当箱のフタを開けてメシをかっこむのが5分。そして、あとの55分で、少なくとも5局ないし6局の番数をこなしなさい』と。」

これを聞いて、聴衆はおどろいた。たったいま木村名人が「一局を丹念に指し、その一局をよく反省し、工夫を重ねよ」と語った直後である。花村元司はその正反対をいうのだ。両者の語る上達法は、いったいどちらが本当なのか?(次回につづく)

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